鉢植え植物の「根腐れ」の原因と対処法
鉢植えがぐったりしている原因とは?
大事な鉢植えに毎日水をやっているのに何故かぐったり。このような場合、「根腐れ」が考えられます。
根腐れの原因として初心者に多いのが「水のやり過ぎ」によるもの。雨の多いシーズンは、水やりはほどほどにしましょう。
その他の理由としては、鉢が通気性の悪い場所に置かれることによる「雑菌の繁殖」や、夏場の「鉢温度の上昇」、鉢の中で根が混みあったり土がカチカチに固まってしまうことによる「酸欠」などが挙げられます。
根腐れした場合の対処法
もし大切に育てた植物が根腐れしてしまったら、苗をそっと出して、土をやさしくほぐして落とし、腐って黒くなった根を清潔なハサミなどで完全にとりのぞいてください。 このとき根が減った分、葉や花も一緒に少し減らしてやるとよいでしょう。
根腐れを起こした土は使用せず、新しく清潔な土を作って植え替えます。 その植物の好む、品種に合った土を用意しましょう。通気性や水はけも考えると、鉢底石なども必要です。 雑菌の繁殖をおさえ、根の成長を促す根腐れ防止剤を利用するのもおすすめです。
根が混みあっている場合は、一回り大きい鉢を用意しましょう。 移植後は一週間ほど明るい日陰に置き、肥料や水やりは控えて管理します。 根が無事に再生すれば、元気をとりもどしますので、その後は植物の好む環境に移動させて育てましょう。
暑さ対策も忘れずに
これからの季節は鉢の温度上昇による根腐れの再発にも気を付けましょう。 鉢の置き場所を変えたり、木製の鉢カバーをするなどして鉢の部分に直射日光が当たらないように対策をしましょう。
最近はホームセンターなどで、アンティーク調のオシャレでかわいい木製鉢カバーも売られています。 お庭やベランダのテイストに合わせて楽しみながら選んでみてもいいでしょう。 手軽な方法としては、アルミホイルや不織布で鉢を覆うやり方もあります。
水やりのタイミングは慣れないとなかなか難しいもの。植物の水やりの基本は「土が乾いたらたっぷりと」です。 また、夏場は「朝夕の涼しい時間帯」に水やりをすることも大切です。ぜひ覚えておきましょう。
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