観葉植物のハンギングで自由自在に空間演出!家と緑のプロに聞く~緑のある暮らしの愉しみ方4~
守谷市・取手市・柏市などで注文住宅のR+houseを手掛ける工務店ウェルハウジング。本連載では、「庭のある暮らし」を提案する同社に、緑のある暮らしの愉しみ方を教えていただきます。
連載4回目のテーマは「観葉植物のハンギング」。天井や壁から植物を吊るすハンギングを取り入れれば、お部屋が一気に華やかになりますよ。
吊るして楽しむ!ハンギンググリーンとは
ハンギングとは、植木鉢やドライフラワーを、天井や壁から吊るして飾る方法です。
一つあるだけで、一気にインテリア上級者感が漂うハンギンググリーン。チャレンジしてみたいけど、家の中のどんな場所に吊るしたらいいのかわからない人も多いはず。
今回は、ウェルハウジングのインテリアコーディネーター・ガーデナーの内田唯佳さんに、ハンギングのあれこれを教えていただきます!
株式会社ウェルハウジング インテリアコーディネーター・ガーデナー/内田唯佳さん
R+house専門の工務店ウェルハウジングが加盟する、お庭と外構の設計プラン「GARDENS GARDEN(ガーデンズガーデン)」の専属ガーデナー、インテリアコーディネーター。顧客の要望をもとにインテリアをプロデュースし、ガーデンデザイナーと連携して庭のプランを提案している。前職はウエディングプランナー。ガーデナーとして働き始めてから植物の魅力にハマり、自宅でも多くの観葉植物やハーブを育てている。
「ハンギンググリーンは、当社のモデルハウスでもたくさん取り入れていますし、お客様におすすめすることも多いインテリアの一つです。
アイビーなどツル性の植物や、紐のような姿が特徴的なサボテンのリプサリスなど、枝垂れるタイプのグリーンは特に映えますよ!ぜひ挑戦してみてください」(内田さん)
ハンギンググリーンはどこに吊るすことができる?
ハンギンググリーンは、家の中のどのような場所で楽しむことができるのでしょうか。適当なフックやレールが無い場合、どこにかけたらいいか、いまいち見当がつきませんよね。
カーテンレールや照明のダクトレールが手軽
内田さんによると、ハンギング鉢を最も手軽に吊るしやすいのは、カーテンレールや照明のダクトレールだそうです。
特に、カーテンレールは大抵のお宅にあるものですから、天井や壁にフックを取り付けるための穴を開けるのに抵抗がある人でも、今すぐに取り入れられそう。耐荷重を考慮し、小ぶりで軽めの鉢が良いでしょう。
「ハンギングの飾り方に決まりはありませんが、廊下などの人通りが多い場所や、子どもが遊びまわる部屋に設置するときはよく考える必要があります。
吊るした鉢が人の頭がぶつかってしまったり、子どもの手が届いたりしそうな低い位置に飾らないようにすると安心です。高めに設置するか、人があまり通らないようなスペースを見つけて飾ってみてください」
階段や梁など住宅設備にハンギングしても◎
住宅の設備を活用して、ハンギンググリーンを飾ることもできます。ウェルハウジングが施工したお宅の実例を紹介していただきました。
ハンギング鉢の選び方とプチテクニック
ハンギンググリーンの設置場所が決まったら、いよいよ鉢選び。どのような鉢やプランターが使えるのでしょうか。
ハンギングプランター(プラントハンガー)は自作もできる!
お店で見かけることも少なく、あっても高価なことが多いハンギング用のプランター。もちろん気に入ったものを購入しても良いのですが、ホームセンターで購入できる材料で自作することも可能なのだそう!
作り方は、ウェルハウジングのスタッフブログで紹介されています。自分好みの仕様にしたい人や、予算を抑えたい人は必見です。
ガラス容器もハンギングに大活躍
エアプランツやフェイクグリーンなど、土が不要な植物は、ガラス容器を使ってハンギングとして楽しむこともできます。
「ガラス容器にワイヤーや紐を結び付けて天井から吊るすだけと、とっても簡単です。100円ショップのものでも十分かわいく見えますよ。
柏たなかStudioでは、ガラス瓶にバークチップを入れてエアプランツのフェイクグリーンを飾っています。本物のグリーンやドライフラワーでもOKです」
発泡スチロールを活用し2重鉢にする
柏たなかStudioに設置しているハンギングは、大きな鉢に小さな鉢を重ねた2重鉢としています。
「外側の大きな鉢の底に、発泡スチロールを入れ込みました。これにより、2つの鉢の高さを合わせることができ、底に空気が流れるスペースができています。
外側の鉢は、水や土がこぼれないように底に穴が開いていないタイプ。発泡スチロールで空間を作ることで風通しがよくなり、グリーンの生育にもいい影響がありますよ」
日の当たらない部屋にはドライフラワーやフェイクグリーンを
日当たりが悪く植物が育ちにくい部屋では、ドライフラワーやフェイクグリーンのハンギングが活躍。柏たなかstudioの洗面スペースには、ラベンダーやミモザのドライフラワーのブーケが飾られています。
「バス・トイレや玄関など日の光が差し込まない場所には、ドライフラワーがぴったり。軽くて土も必要ないドライフラワーは、ハンギング鉢よりも使い勝手のいいアイテムです。麻ひもなどを使って壁にかけたり、天井から吊るしたりと、自由に楽しんでみてください」
まとめ
第3回の「“光”でインドアグリーンをもっと素敵に」に引き続き、インドアグリーンの楽しみ方を紹介していただきました。
徐々に春めいてきて、待ちに待ったガーデニングシーズンが到来!次回の連載第5回は、お庭に飛び出し「坪庭」の魅力をご紹介します。
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地植えできない場所でグリーンを取り入れるには?家と緑のプロに聞く~緑のある暮らしの愉しみ方1~
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