外壁リフォームの施工時期とは?
外壁は雨風や紫外線などに絶えずさらされているため、どこよりも劣化が激しい上に、排気ガスや泥はねによって汚れたりしています。 さらに仕上げのモルタル下地に亀裂が生じて、雨水がしみ込むようになる可能性もあるので、築後5年・10年といった短いサイクルで、外壁表面の塗装状態には気を配る必要があります。
もしチョーキングといって、外壁を触ったときにチョークの粉のようなものが指につく場合や、ヘアークラックと呼ばれる、小さな髪の毛のようなヒビが見つかる場合には、外壁表面の塗装部分が傷んでいる証拠です。 外壁を守っている外壁塗装が劣化すると、そこから雨水などがしみ込み、外壁材そのものの劣化につながります。 まだまだ大丈夫と油断せずに、早い段階で専門業者に診断を依頼しましょう。
また、日本の住宅の建て替えサイクルは、一般に築後30年といわれています。 ですから、その中間時期にあたる築後10年~15年くらいを目安に、内部の総点検を行ってみるのもおすすめです。
伝統的な日本家屋は通気性が良かったので、適度な乾燥度が保たれて柱などの腐食やシロアリの繁殖を抑える条件があったといわれます。 しかし近年は、防火性を最重要視した吹付け仕上げが普及しています。 それによって木造住宅の通気性は全般的に低くなり、外壁の傷みによる雨水の侵入は、柱や土台の腐食につながる場合もあるので、外壁内部の劣化にも注意を払う必要があります。
外壁の目に見える汚れや変色などは見た目の問題ですが、内部の傷みは外からではわからない場合もあります。 10年目などの節目に、専門業者に点検や診断を依頼すると安心です。
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