【地元で輝く人　Vol.13】“夢を叶えるお手伝い〜楽しく充実した彩りある生活を〜”　アイシングクッキー・フラワーケーキ教室　fleurage〜フルラージュ～三橋千恵

カラフルで可愛らしいアイシングクッキー。マルシェでも大人気ですね。そんなアイシングクッキーを、自分でも作ってみたいと思いませんか？

今回は、アイシングクッキー・フラワーケーキ教室　fleurage 〜フルラージュ〜 JSA（日本サロネーゼ協会）アイシングクッキーマスター講師・JSAフラワーケーキ認定講師三橋千恵さんにお話を伺いました。

アイシングクッキー・フラワーケーキ教室　fleurage〜フルラージュ～について

どんな教室ですか？

2022年6月に取手市で自宅サロンをオープンしました。吹き抜けから光が差し込む、明るいリビングが教室です。

生徒さんは定員3名で、アイシングクッキーの作り方を一つ一つ丁寧に教えています。

技術だけでなく、作る楽しさや満足感、達成感を感じてもらえるレッスンを心がけています。

細かくて難しそうですね。

特別なセンスは必要ありません。基礎から順に教えるので、大丈夫ですよ。

初心者の方にオススメなのは、楽しさを味わえる体験レッスン。お花など難易度の高いパーツはあらかじめ準備しておくので、出来栄えに高い満足感を感じてもらえます。

どんなクラスがあるのですか？

JSAアイシングクッキー認定講師を目指すコースとアイシングクッキーの基礎を学ぶコースがあります。

バタークリームでお花を作る「フラワーケーキ教室」も順次開講予定です。バタークリームは夏場以外は常温でも扱いやすく、リラックスして楽しめますよ。お茶の席でみんなを笑顔にできる華やかなケーキです。

アイシングクッキーに目覚めるまで

千恵さんの、アイシングクッキーとの出会いはいつですか？

息子の1歳の誕生日プレゼントに、可愛いアイシングクッキーをいただきました。勿体なくて食べられなくて、ずっと飾っていました。

当時横浜で正社員として働いていたので、仕事、育児、家事でとても忙しかった。

アイシングクッキーに心惹かれるけれど、一歩踏み出すことができないまま過ごしていました。

アイシングクッキーを作るきっかけは？

あるハロウィンに、息子とアイシングクッキーを作ったんです。お菓子作りは自分が子どもの頃以来。もちろん上手にはできなかったけれど、息子の笑顔が嬉しくて。そして、自分自身がこれまでに味わったことのない、あたたかく満たされた気持ちになったんです。

それをきっかけに本格的に習いたくなり、近所のアイシングクッキー教室に通い始めました。

初めての教室、どうでしたか？

レッスンが本当に楽しくて！文字通り夢中になりました。

工程1つ1つが楽しく、これまでに感じたことのない達成感や充実感に満ちていました。レッスン後も、ずっとあたたかく愛おしい感情で心が満たされたんです。

アイシングクッキー作りの楽しさに目覚めたのですね！

それまで「仕事、育児、家事しか自分にできることはない」と思い込んでいたんです。

アイシングクッキーに出会って、まるで白黒だった世界がカラーになったように、世界がガラッと変わりました。

色んなデザインのアイシングクッキーが作りたくて、ワンデーレッスンをいくつも受講しました。

相変わらず忙しかったけれど、技術を身につけたい気持ちが強くて。一通り作るのに2〜3時間かかるのですが、レッスンを受けたその日のうちに、同じものをもう1セット作っておさらいしました。

アイシングクッキー講師への道

大変だったことは？

時間のやりくりが大変でした。アイシングクッキーに出会って変わっていく私を見て、家族が様々な面で支えてくれて、とても感謝しています。

深刻なことも起こりました。コロナの流行です。

当時は対面レッスンが次々に中止になってしまって。本当に辛い時期でしたね。

レッスンがない中、どうやって講師になられたのでしょう。

2020年の緊急事態宣言下、せっかく時間があるならこの機会に学びたい！と先生にお願いして、オンラインレッスンに切り替えていただきました。そして無事、JSA（一般社団法人日本サロネーゼ協会）アイシングクッキー認定講師の資格を取得。

その後、より高い技術と知識を持つJSAアイシングクッキーマスター講師の資格も取得しました。アイシングクッキーを極めたいと思っているので、資格取得後も常に勉強を続けています。

教室を始めたきっかけは？

ある時、友人の家でアイシングクッキー作りを教えたんです。友人たちと私の息子も参加して、ワイワイ作りました。

友人が、「楽しかった、こんな充実した休日の過ごし方は初めて！」とすごく喜んでくれて。その笑顔で、私の中でぼんやりしていた気持ちが形になりました。「私はアイシングクッキー作りを教える講師になりたい」と確信したんです。

過去の私のように日々の忙しさに流されている人に、アイシングクッキー作りの楽しさを教えたい。充実感を感じてほしい。自分の好きなことをして人生を彩り豊かにしてほしい、と強く感じたんです。

最初は休日にレンタルスペースで教え始めました。

とても楽しかったけれど、もっと生徒さんの成長を見たいという気持ちが強くなって。毎回レンタルスペースにたくさんの道具類を運びこむのも大変で、「自宅サロンを開きたい」と切実に思いました。

念願の自宅サロンで　地域への思い

取手市で念願のサロンを開業されました。

主人の仕事が主にテレワークになったので、思い切って都心の横浜市から自然豊かで都内へのアクセスが良い取手市に移住しました。教室には必要ないのですが、クッキーを販売するのに必要な菓子製造許可も取りました。

生徒さんはアイシングクッキーが初めての方も多く、習いたかったけれど近くに教室がなかった方にも喜んでいただいています。

「マスター講師から教わりたい」と片道2時間以上かけてお越しくださる方もいて、嬉しい限りです。

生徒さんから、講師が誕生されていますね。

教えている生徒さんがどんどん上達される姿を見守るのが、本当に嬉しいです。

JSAでは、講師同士はライバルではなく仲間という風土があり、仲が良いんですよ。私も何かあると講師仲間や先生に相談します。

フルラージュでは技術だけでなく、ご卒業後もLINEで何でも生徒さんの相談に乗っています。

今後は茨城の講師同士のコミュニティを作っていけるように、交流会を開催予定です。

皆さんへメッセージをお願いします。

何歳になっても、新しいことに挑戦してワクワクできるのは素敵なことです。フルラージュは、一人の大人の女性として自分の時間をしっかり持って、教室を開きたい、販売をしたいという方には目標に向けて歩んでいくお手伝いをしたいです。また、何か趣味が欲しい、お子さんに作ってあげたいという方には、アイシングクッキー作りの楽しさをとことんお伝えしたい、と思っています。

技術を教えるだけでなく私のレッスンが楽しみになるような、そして皆さんの夢が叶えられるような教室にしていきたいです。