刺し子の魅力

刺し子の魅力

  • 2019年7月24日 
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手しごとの時間

趣味だったお菓子作りが仕事になり、
新しい趣味を探していた私が最近ハマっているのが『刺し子』と『登山』。
静と動、の二つの趣味のうち、
今回は刺し子の魅力についてお話ししたいと思います。

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無心にチクチク刺す時間の心地よさ

刺し子といえば藍地に白糸の和風小物などが一般的ですが、
私が夢中になっているのは、晒し布に伝統柄やアレンジ柄を
好きな色糸で縫っていく『花ふきん』です。

その昔、花嫁修業や長い冬の夜の愉しみとして、
または嫁入り道具として広まった花ふきん。

晒しを重ねて縫う事で強度や保温性が高まるだけでなく、
プリント柄の布などなかった時代、
無地の布に糸で模様を描くようにひと針ずつ刺す作業は
心踊るだったのでは、と想像します。
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 刺し子の一番の魅力は無心になれる事。
いわゆる並縫いをひたすら繰り返す作業は、
邪念にとらわれる事なく黙々と集中できます。


今は下絵付きの花ふきんを手芸店やネットで
手に入れる事ができますし、
刺繍など他の手芸と違って刺し子はただ運針するのみ。

子供の頃からお裁縫が苦手で、
未だにボタン付けさえ苦痛な私が出来るのですから、
誰でも思い立ったらすぐに始められること間違いなしです。

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 そしてもう一つの魅力が糸選びの楽しさ。
選ぶ糸の太さや色合わせによって
同じ柄でも全く違う仕上がりになるので、
同じ柄を糸を変えて刺す人や、
糸の染色にも手を出す人もいる程です。

 

友達やインスタグラムで情報を共有する楽しさも

そんな刺し子ワールドをさらに広げてくれるのがインスタグラム。
検索すると花ふきんだけでも
参考になる作品が数多くアップされていて、
次への創作意欲が掻き立てられます。

友人や店のお客様も巻き込んで刺し子仲間を増やしつつ、
作品の見せ合いや情報交換、なんて事も楽しくて。

いくつになってもこんな風に
夢中になれる事が見つかるんだなと思うと、
苦手意識を捨てて針を持ってみて良かった、
としみじみ思う今日この頃なのです。

ライター Makiko

つくば市のティールーム kiss a CLOVER 店主。
店では旬の素材を生かしたスイーツや焼き立てスコーン、
本格ミルクティーが楽しめる。

Instagramはこちらからご覧ください。

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シンヴィング編集部

1994年創刊の地域情報紙シンヴィング。 もっと『守谷』『取手』『つくばみらい』を合言葉に茨城県南地域の情報をお届けします。

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