「映える」写真を撮りたい!!
プロから教わる!「わが子」を可愛く撮影するコツ
SNSへの写真の投稿が盛んになり、写真や映像をよりおしゃれに見せる「映える」という言葉も浸透してきました。でも「映える」写真を撮るのは意外と難しいもの。そこで「わが子」(子供やペット)の素敵な写真を撮るためのコツを、プロのカメラマンに教えてもらいました。
普段から写真に慣れておく
「はい、撮るよ~こっち向いて」と声をかけられても、子供の自然な笑顔はなかなか撮れませんよね。中には「写真、やだー」と逃げ出してしまう子も(とくに男の子)。普段から写真をたくさん撮って、慣れておきましょう。写真を撮ることは特別なことではなく当たり前になるくらい、普段から写真をたくさん撮りましょう。
おもちゃで気を引いて
小さな子供はじっとしていないし、カメラも見てくれなくて苦労しますよね。そんなときはおもちゃで気を引きましょう。お気に入りのおもちゃや音が出る物、光る物、動く物で視線を引き付けてパチリ。
ゆっくり動く練習
ハイテンションで動き回ってばかりの子供を撮るのは大変。たまには遊びの中でゆっくり動く練習をしておきましょう。「いーち、にーい、さーん」というかけ声に合わせて手を振ったり、歩いたり、ジャンプをしたり、一緒に楽しく遊んでおくと、写真を撮るときもかけ声に合わせてゆっくり動いてくれるかも。
振り向きざまがシャッターチャンス
なかなか写真を撮らせてくれない子は、カメラを構えて後ろから声をかけ、振り向いた瞬間にパチリ。目線バッチリの自然なポーズの写真が撮れます。また普段の撮影は、子供の目線の高さで撮ることを意識しましょう。
動物は習性に合わせて
ネコは動くものを目で追う習性があるので、おもちゃを動かしていると見つめたままじっとしています。またイヌは高い所が苦手なので、テーブルの上などにのせると、おとしくあまり動かないので、撮りやすいです。
「映える」写真は構図がポイント
写真を撮るとき、被写体を真ん中に置いてしまいがいですが、構図をちょっと変えるだけで一気に「映える」写真に。ポイントは余白。被写体を真ん中から少しずらし、片側と上が空くようにしましょう。人を撮る場合は、視線が向いている方に余白を設けるとバランスがよくなります。
構図のポイント!
撮る時に構図ばかり気にしてシャッターチャンスを逃すことも多々あるので、 撮った後にトリミングなどで調整してもいいと思います。 トリミングしすぎると画像が荒くなってしまうので、撮る時にも少し気をつけて撮ります。振り向いている方向に余白が欲しいので、上をトリミングしてます。
真ん中構図になっちゃったら、思い切って切ります。
室内の撮影は昼間に電気をつけて
室内は昼間でも意外と暗いものです。室内で撮影する際は、家の中の電気を全部つけて、なるべく明るくしましょう。
家の中で「映える」写真を撮るには?
いろいろな物が写り込んで生活感が出てしまいがちな家の中。1か所だけ場所を決めてスッキリ片付け、かわいい小物や植物などを置いてフォトスポットを作っておきましょう。スタジオで撮った?と思わせるような写真が撮れたらナイスです。またはたくさんのおもちゃやぬいぐるみに囲まれた写真もかわいいですね。
雨の日はお家ピクニック
外に出られなくて退屈な雨の日。家の中にポップアップテントを広げ、お弁当を用意してお家ピクニックを楽しんでみませんか。汚れないので家にあるものを何でも使って、豪華にセッティング。いつもと違った雰囲気に子供もテンションアップ!グランピングもどきのオシャレな背景に満面の笑みの子供。「映える」写真が撮れること間違いなしです。
撮影者は白い服で
写真を撮るときは白い服を着ていると、光を反射して被写体を明るく写せます。反対に被写体が白い服を着ると、とくに直射日光の下では色が飛んでしまってイマイチな写真に。
<スマホで写真を楽しむテクニック>
キレイに見える角度を知っておく
自撮りするときは、どの角度から撮ると一番キレイに写るか、いろいろ試して知っておいて、その角度を意識しましょう。軽くあごを引いて、少し斜め上から撮るのがポイントです。
フィルターで暖色系に
写真を簡単に加工できるフィルター機能。子供をかわいらしく見せるには、暖色系で明るくすると、暖かみのある優しい雰囲気に。味のある写真に仕上げるならモノクロやフェード、インスタントなどのフィルターを使ってみましょう。
画像の加工ポイント!
明るさとコントラストを調整するだけでも雰囲気が変わります。 明るくすると顔色も良くなります。
公園など、緑や花の多い場所では、ビビットな色合いに調整すると可愛らしさが強調されます。
アプリでもっとかわいらしく、もっと楽しく
さらに写真加工アプリを使えば、撮影も加工も楽しくなります。補正機能で被写体をより美しく見せたり、撮った写真もコラージュやフレームなど、さまざまに加工できるので、自分にぴったりのアプリを見つけましょう。
写真の保存と整理
スマホの中に入っている膨大な量の写真。アプリで整理・保存するのはもちろんですが、気に入った写真でフォトブックを作るのもおすすめ。手元に置いて眺めたり、おじいちゃんおばあちゃんにプレゼントしたり、違った楽しみ方ができます。アプリを使って自動編集で手軽に作れるものや、自分で自由にレイアウトできるものなど、いろいろあります。
いつでもどこでもだれでも手軽に写真が撮れるようになった今、もっともっと写真を楽しみ、かわいい「わが子」の写真をたくさん残してあげたいですね。
教えてくれた人
宇津井 志穂さん(宇津井写真事務所)
1983年 茨城県生まれ。
静物写真を中心に制作。
家族写真・記念写真・イベント・発表会撮影・フリーペーパーの取材撮影などの出張撮影も行っている。 写真活動のみならず、様々なア ーティストやクリエイターと連携し、アートイベントやワークショップ、コスプレイベントの企画、ディレクションなど幅広く活動。 郷 土の伝統、芸能への興味から神輿会や江戸里神楽に携わり、撮影を手がけている。 2018年度第16回JPA公募展入選 。
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